
コロナウイルスの影響で試験日程はどうなる…?どれを受けたらいいの??
コロナウイルスの対応に合わせて入試改革まで…

ただでさえ入試は不安なのに心配事がドミノのように重なっていきますよね…
今回は今年度の特殊な試験日程について解説し,
どの試験を受けるべきかというところまで話していきます。
試験によって性格が違いますので,しっかり対策していきましょう。
知っておくことで不安を解消し,少しでも普段の力が発揮できるように対策していきましょう!
2020年度の入試は3種類

2020年度の入試は3種類あります。
・本試験
・追試験
・特例試験
説明していきます。
新しい傾向の本試験
本試験は予定通り2021年1月16・17日に行われます。
そして,内容はこれまでより知識を問う問題が少なくなり,思考力・判断力・表現力を問う問題が増えます。

思考・判断・表現を問うってどんな問題になるの?
なかなかどんな問題か想像つきませんよね。
実は少し前までは
「2020年度の入試から文章で記述解答させる問題を追加する」
大学入試センター
とされていました。
しかし,なかなか難しいということで今回は文章記述問題は無くなりました。
下は本試験の日程です。

数学Ⅰ・Aはいつも60分のテストですが,今回は70分になっています。
これはもともと記述解答問題を入れることで10分多めに取られていた名残です。
記述問題なしですが,70分の日程は変わりませんでした。
しかし,これからは記述問題が確実に増えていくでしょう。
新しい傾向の追試験
追試験も行われます。
2021年1月30・31日で,本試験の2週間後です。
今回の追試験のポイントは
学習の遅れを理由に受験できる
ことです。
本来は追試験は本来病気などの止むを得ない理由がある場合にのみ受験可能となっています。
しかし,今回はコロナウイルスによって休校が続き,本来学ぶべきだったところが学べていない生徒に向けて追試験が行われます。
この追試験でももちろん新しい傾向の問題が出題されます。
知識だけでなく,思考力などの対策もしておかないといけません。
昔からの傾向の特例試験
追試験に病欠した場合には特例試験が行われます。追追試験みたいなものですね。
日程は2月13・14日です。
注目すべきは
「これまでのセンター試験の傾向で問題が出される」
ということです。
どちらかといえば知識を問うような問題もけっこう出題されます。
これまで過去問で対策してきた受験生は何の不安もなく受けることができるでしょう。
新入試で注意すべきこと

追試験の病欠はキツい
見てきたように,特例試験だけ他の本試験・追試験と毛色が違います。
一番困るのは

学業の遅れがあるから追試験で受験しようと思ってたけど,病欠して特例試験になっちゃった…
という生徒です。
もともと新傾向の追試験を受ける予定だったので,新傾向の対策をしていたのに,病欠によって対策をしていないセンター試験を受けることになってしまいます。

これまでの受験勉強が無駄になることほど辛いことがありましょうか…
追試験のメリット
追試験を受けることでいいこともあります。
追試メリット① 新入試の傾向がわかる
追試験は病欠などではなく,「学業の遅れ」を理由にできます。
学業の遅れがあるかどうかなんて入試センターは確かめようがないので,ほとんど生徒がどちらを受けるか選択できると言ってもいいでしょう。
追試験を受けるなら,本試験を見てから追試験を受けることになるので,今回改革がある入試をチェックしてから追試験に臨むことができます。
今回の入試は誰もが改革を気にしています。

こんな問題ある!?
と面食らうこともあるかもしれません。
人生で一度きりの勝負には賢い立ち回りかもしれませんね。
追試メリット② 2週間余計に準備できる
もちろん本試験より2週間余裕があるわけですから,本試験を受ける受験生よりも確実に2週間多く勉強ができます。
本試験の傾向をおさえた勉強を2週間できるので,かなり価値のある2週間と言えるでしょう。
追試験のデメリット
追試デメリット① 出願の余裕がない
2週間勉強できることの裏返しで,2次試験の出願まで時間がありません。
大学選びで優柔不断な人は追試験は厳しいかもしれません。
逆に大学がかなり決まっている人は大丈夫ですね。
追試デメリット② 2次対策が遅れる
2次試験の勉強時間もなくなります。
1次試験の勉強時間が取れる分,2次試験の勉強時間を犠牲にすることになります。
特例試験のメリット
特例試験は狙って受けられるものではないですが,特例試験を受けるメリットとデメリットについても書きます。
特試メリット① センター試験を受けられる
これまでの過去問通りの試験が受けられます。
センター試験が得意なら特例試験はメリットと言えるでしょう。
特試メリット② 本試験より1ヶ月長く対策できる
本試験より1ヶ月余分に勉強できます。なかなかの差になりますね。
特例試験のデメリット
特試デメリット① センター試験になってしまう
これまで新傾向の対策をしてきたのに,これまでどおりのセンター試験を受けることになってしまいます。
特試デメリット② 出願・2次試験までの期間がない
追試験の説明と同じなので省きます。しかし,追試験よりかなり時間がなくなってしまいます。
さいごに
・本試験
・追試験
・特例試験
それぞれについて理解いただけたと思います。
どれを選ぶかはメリット・デメリットがあるので個人で判断していただければと思います。
おこめとしては特例試験は受けたくないかなと思います笑

センター試験の方が点は取りやすそうですが,2次試験のことを考えたら時間は欲しいと思いますよね笑
しかし,コロナの影響で2次試験を実施しない大学もあります。
国立有名大学でも2次試験なしの学部もあります。
であれば,特例試験狙いでもいいかもしれませんね。

何にせよ,不安のない試験にして欲しいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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