
こんにちは〜おこめです!
今回は新入試の国語の変更点と対策について話します。
はじめに対策をまとめておきます。
・日常的・実用的文章が重視→日常的な難しい文章をよく読む習慣をつけよう
・国立大学は記述力を重視→文章を書く習慣をつけよう
解説していきます!
入試全体の変更点一覧や,激動の英語入試については以下の記事を参考にしてください。
日常的・実用的文章が重視→日常的な難しい文章をよく読むようにしよう
日常的・実用的な文章を重視
最近,大学は実用的な文章を国語の問題で多く出題するようになっています。
例えば九州工業大学は2021年度から国語の1次試験の割合を現代の文章:古文:漢文=140点:30点:30点とするとしています。(これまでは100点:50点:50点)
他の大学は国語の傾斜配点についてまだ公表していませんが,現代の文章を重視する流れは必ず他の大学もと入り入れるでしょう。
また,大学入試センターによれば,国語の主な変更点として,
現代文に「ポスターや法的な文章などの実用的な文章」を盛り込むということです。

実用的な文章って?
これから出題される実用的な文章について大学入試センターが回答しているので以下に書いておきます。
「実用的な文章」とは…新聞や広報誌などの報道や広報の文章,案内,紹介,連絡,依頼,などの文章や手紙のほか,会議や裁判などの記録,報告書,説明書,企画書,提案書などの実務的な文章,法令文,キャッチフレーズ,宣伝の文章などがあります。また,インターネット上の様々な文章や電子メールの多くも,実務的な文章の一種と考えることができます。
文科省「平成30年改訂の高等学校学習指導要領に関するQ &A」(2019)

種類がありすぎる〜
よく見る周りのものでまとめると
・新聞,チラシ,お便り,商品説明書,法律,広告など
です。

国語の入試対策は読書だ!
読書がこれまでの国語対策として代表的な方法でしたが,
これからは「身の回りのあらゆる文章を読め!」
ということになりそうですね^^;

じゃあなんでも読みまくればいいんだね!

なんでも読みまくるだけではダメです!
「実用的な文章」というのは全て「目的」があります。
キャッチフレーズなら,「目を引きたい」
連絡なら,「正しく伝えたい」
案内なら,「多くの人を集めたい」
などです。
実用的な文章を読んだ時に考えて欲しいことはまず目的です。
実は目的について考えるようになれば,仕事が早い人になれます。
このことについては下の記事で書いています。
もっとレベルアップすれば,「目的」だけでなく,
・目的を達成するためにどう書いたのか?
・どのような心理テクニックがあるのか?
・読者にどう動いて欲しいのか?
などなど,実用的な文章は考えることがたくさんあります。
高校生であればまず目的を考えられるようになることが先決ですね!
習慣づけることによって少しずつできるようになっていきましょう!
国立大学は記述力を重視
国立大学協会によれば,
国立大学としては,(中略)全ての受験生に個別試験で論理的思考力・判断力・表現力を評価する高度な記述式試験を課すこととする。
国立大学協会「平成32年度以降の国立大学の入学者選抜制度ー国立大学協会の基本方針ー」(2017)
つまり,日本全国の大学は記述力を重視するようなテストを作るということです。
2次試験では履歴書代わりの「調査書」を求める大学も増えています。
正確に・的確に・構造的に文章を書けるようにならなければなりません。
もちろん急に書けるようになれるものでもありません。
ここで何回も同じことを言いますが,習慣的に書くことが大事になります。
毎日毎日文章をかき,修正を重ねることで少しずつできるようになってきます。
習慣化して記述力を身につけていきましょう。
さいごに
・日常的・実用的文章が重視→日常的な難しい文章をよく読む習慣をつけよう
・国立大学は記述力を重視→文章を書く習慣をつけよう
これらについて話しました。
今回の話でもっとも大切なポイントは習慣化です。
英語でも,「英語が母語のように考えたり感じたりできるようになるような習慣を身につける」ことが大事と言いました。
やはり国語でも習慣が大事になります。
なかなかすぐには身につかないような力をこれから評価されるようになっていきます。
毎日の積み上げで圧倒的な力を身につけ,入試に自信満々で挑んで欲しいと思います。
どうやって習慣化すればいいのかについての記事はいくらか書いているので
是非参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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