
コロナウイルスの影響で休校が多かったから,学業に遅れが出て入試でも支障が出るよね…大学側は何か配慮してくれるのかな…?
休校があったことで授業が遅れ,入試に影響するのかとても心配している生徒・保護者の方はたくさんいます。

人生を左右するかもしれないだけに,心配ですよね…
今回は学業の遅れに対して入試がどのように配慮するようになっているのか紹介したいと思います。
大学共通テスト(センター試験)での配慮してくれるポイント

本試験 2021年1月16日・17日
当初の予定通り,共通テストが実施されます。
ただし,他の記事でも言ったように,これまでのセンター試験では出題されなかったような問題が出てくることが予想されます。
対策が必要になりそうです。
追試験 2021年1月30日・31日
本試験の2週間後に追試験が実施されます。
会場は全都道府県に設置されます。
これまでは病気などを理由に本試験を受けることができなかった生徒が受ける試験でした。
しかし,今回は
学習の遅れを理由に追試験を受験可能
になります。

本試験の日は特に病気ではないけど,コロナウイルスの影響で休校が長引きすぎて,勉強が追いついてないよ…
こんな生徒でも追試験を希望できるというわけですね。
特例追試験 2021年2月13日・14日
先ほど言った追試験のさらに追試験,つまり追追試験として実施されます。
期日は追試験の2週間後です。

特例試験って誰に向けて行われるの?
特例試験は追試験を病気などの理由によって受験できなかった生徒向けに実施されます。

学習の遅れがある生徒は追試験のワンチャンスになってしまうのを防ぐためですね〜
しかし,特例追試験は本試験と追試験と比べて大きな違いがあります。
それは
これまでのセンター試験の様式で出題される
ことです。
本試験と追試験は思考・判断・表現を評価するような問題に変わりつつありますが,
今回の特例追試験に関しては,これまでの知識を問うようなセンター試験の形を取るそうです。

追試験を受けるつもりで対策したのに,病気になったから全く違う傾向の試験を受けることになるのは結構キツイですね^^;
2次試験で配慮してくれるポイント
共通テストの後,それぞれの大学で行われる2次試験で配慮してくれるポイントをまとめます!
大きく,
・調査書
・出題範囲
に分けて説明したいと思います。

調査書って?
調査書に関してわからないことがある方はは下の記事を参考にしてください。
調査書
書きたいと思ってたことが臨時休校などで書けなくなってしまった場合,
「臨時休校を理由にかけませんでした」することが可能になります。
例えば
・成績評定が書いてもらえない
・アピールしたい部活動大会,検定,学校行事が中止になった
などがあれば,「臨時休校だったから」という理由は通るということです。
臨時休校が理由であれば,悪い評価にはならないということが発表されています。

そこは安心ですね!
出題範囲

臨時休校で最後まで勉強できていない…
大学側は
・地歴・公民,理科の2科目を1科目にすることや理科基礎2科目にするなど配慮する
・幅広い選択問題を設定する
・発展的な学習内容から出題しない
などなど様々な対応をしてくれています。
山口大学の例
山口大学が公表している例を出しておきます。
調査書:第3学年の評定を記載できない場合や出席日数,特別活動の記録などの記載が少ないことで特定の受験者に不利益が被らないように配慮する
出題範囲:教科書の発展的な学習内容からは出題しない,「数学Ⅲ」「物理」「化学」「生物」は問題を選択できる。「生物」は学業の遅れを最大限配慮する。
追試験:3月22日に追試験を実施する
山口大学
さいごに
学業の遅れに対する入試の配慮についてまとめました。

かなり配慮がある感じですね!
不安だった方はけっこう安心したのではないでしょうか?
とはいえ,1次試験も2次試験も大学によって扱いがけっこう違います。
横浜国立大学は2次試験自体をやめる学部が多いそうですね。
自分のいきたい大学については必ず自分でしっかり調べておきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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