外国の方が来ているTシャツを見て,
「あのTシャツ変な日本語が書いてあるよ」
と言う経験はないでしょうか?
私は見たことがあります笑
めちゃくちゃイカつい外国の方が「乱取り」と真ん中に大きく書いてありました…
柔道大好きのロシア人ですかね…
ネイティブの人にとってみればコトバに違和感を覚えることはよくあることです。
今回は筆者が英語教員と理科教員をした経験から,
日本語の中から,あまりに専門用語的に聞こえるコトバについて紹介していこうと思います。
普段から使うおかしな日本語

実は普段から英語と思って使っている言葉の中にも
英語圏の人からすれば
「え?なにそれ変なの」
とおもうような言葉があります。

ねぇ〜ちょ,のど渇いた。炭酸水買ってきてぇ。
あ,ビニール袋は溜めてるからとっといてぇ

えぇ〜?まぢめんど
この何の変哲もない会話。
実はおかしいコトバがあります。
・ビニール袋
・炭酸水
この普段から何気なく使うような言葉,実は超専門用語なんです。
実はこれらの単語は英語では日常用語と専門用語に分かれています。
炭酸水:
【日常用語】sparkling water:スパークリング(泡立つ)・ウォーター(水)
【専門用語】carbonic acid water : カーボニック(炭)・アシッド(酸)・ウォーター(水)
ビニール袋:
【日常用語】plastic bag:プラスチック(プラスチックの)・バッグ(袋)
【専門用語】vinyl bag:ビニル(樹脂プラスチックの)・バッグ(袋)
つまり,日本語は両方とも【専門用語】を使ってしまっているんです。

専門用語を使っているとおかしいの?
普段から専門用語を使っているのがどれだけおかしいのか。
例を見てみましょう。

えぇ〜!?この料理ってこんなに甘い料理だっけぇ??

えぇ〜まぢ〜? ああ!!スクロースと塩化ナトリウム間違えて入れてたぁwwまぢウケるww
少しだけ「ん?」となりますよね。
モノは同じとはいえ,普段から「砂糖」のことを「スクロース」と言ったり,「塩」のことを「塩化ナトリウム」なんていう人は科学者くらいなものぢゃないでしょうか。
このように英語では日常用語と専門用語で分かれているのに,日本語では「炭酸水」と「ビニール袋」という専門用語が使われている,ということが起こっています。
普段使うにはあまりに専門用語すぎる言葉が日本語では定着してしまっているということですね。
完全な予想ですが,外国からこれらが輸入されるときにまず化学者が手にとって
化学者「これらは炭酸水とビニール袋と呼ぼう!!」
と勝手に決めてしまったのかなと思いました。
このような不完全な日本語がたまにあるので歴史を考えることもできて楽しいですよね。
海外旅行に行ったとき注意すること

もし読者の方が海外旅行に行ったとき,
英語で
・炭酸水
・ビニール袋
と言いたいときにはとっさに調べて
「carbonic acid」
「vinyl bag」
と表示されても使わないようにしましょう。
外国人「この人科学者なのかな?」と思われてしまいます。
(科学者のように見られたいならガンガン使っていきましょう笑)
今回は
・炭酸水=sparkling water (スパークリング・ウォーター)
・ビニール袋=plastic bag (プラスチック・バッグ)
ということだけは覚えて帰ってください笑
最後までお読みいただきありがとうございました!!!
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