
英語教育がこれから小学校から盛んになるっていうけど,悪いことってないの?
今回はおこめが英語教員だった経験から,
小さいころから英語を学ぶことのデメリットについてまとめてみようと思います。
「小さいころから英語を学ぶメリット」
「英語を話せるメリット」
このような記事は山ほどあるので,
今回は
小さい頃から英語が話せるようになるデメリット
について話していこうと思います。
ちなみに

小さいころから英語を勉強していたら,日本語がおろそかになるんじゃ!?
という声も聞かれますが,
2言語以上を同時に学んでも,お互いの言語学習に影響しないことはもう研究によって分かっているので,この話はしません。
これ以外のところでおこめが考えるデメリットを話していきます。
では解説していきます!
英語力が自分の武器となってしまい,他の力が育たない

小さい時から英語を身につけてしまった人は,周りに英語ができる人がとても少ないので

英語こそ自分の武器だ!
と,自分に満足してしまいます。
しかし,もし英語に自信満々な子が留学したらどうでしょうか?
周りは英語がペラペラな留学生ばかり。
自分が持つ最大の武器は他の人も全員持っています。
もちろん留学先では英語で講義が行われ,専門的な内容を習います。
英語が分かっても専門的な内容がちんぷんかんぷんだったら何も意味ありませんよね。
英語がペラペラで自信満々で留学に行ったと思ったら,
自信を完全に失って帰ってきた友達をたくさん見たことがあります。
このような人は
英語がただのツール
ということに気付いていない人が多いです。
英語は
ただのコミュニケーション手段であって,
・合理的思考力,判断力,表現力などの自分をより良い人生に導いてくれる能力
ではありません。
このような勘違いをしないためには,
英語が必要だと感じた時に勉強する
これが大切になります。
英語を習得すること自体が目的ではなく,
英語を使って海外のビジネスチャンスを掴むことなどを目的にすべきです。

ビジネスでなくても,「外国人の旦那さんが欲しい」などでもいいですね〜
つまり,実際に自分に利益があることを目的にしなければいけません。
尊大な態度をとってしまい人間関係を壊す

小さいころに英語を習得してしまうと,大人になってから他の人の英語学習のハードルの違いに苦しむようになります。
「幼少期に英語を学習した方が大人になってからよりも簡単に身に付く」
若ければ簡単に英語が習得できることは多くの研究から明らかになっています。
しかし,
この年齢差による英語習得のハードルの違いは,気をつけていないとその人の人格に影響を与えます。

自分はこんなに簡単に身につけてしまったのに,他の人はなんであんなに英語習得が難しいのか?不思議でならん
このような考えは

小さいときから英語ができるなんて,自分は天才だ
と根拠のない自信を生んでしまい,他の人が劣っていると見下すようになる可能性があります。
このように,小さい時に英語を勉強していただけなど,「なんの努力も伴わない実力」を身につけてしまった人は他の実力不足の人を見下しがちです。
他の人を見下すようになれば正しい人間関係を作ることは難しくなり,
将来的に本人の環境が壊れていくことにつながるでしょう。
ただでさえ

英語が話せる人はエリート中のエリートだ!
と言った間違った風潮がある日本では,若くして簡単に英語を身につけてしまった人はすぐにもてはやされ,勘違いする可能性が高いと言えるでしょう。
さいごに
小さい頃から英語を学ぶことのデメリットとして,
・英語力が最大の武器になってしまう
・尊大な態度で人間関係を壊す
以上の2つをあげました。
しかし,これらをデメリットと言いながら,本人の意識次第で完全になくすことができるものです。
・英語はただのツールだから,英語を勉強しつつ,自分の専門を高めていこう。
・自分は小さい時に英語を身につけたから簡単だっただけ。才能でもなんでもない。
このような意識を持つことができればデメリットは解消されるでしょう。
英語教育はまだまだ課題だらけですが,英語は正しく頑張っていけば必ず身につけられる強い能力なので,
いろいろな情報を参考にしながら身につけていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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